ドイツ各州のデータ保護当局が、8月末以降、企業ウェブサイトにおけるクッキーその他のユーザー追跡技術(以下「クッキーなど」)、外部マーケティングサービス、位置情報サービスなどの利用について、企業に調査票を送り、記入を求めていることがわかった。このような動きは、クッキーを利用する企業ウェブサイト管理者の責任を広範に認めたCJEUおよびBGHのPlanet49判決を受け、今後、当局が企業ウェブサイトにおけるクッキーなどの利用について、取締りを強化していく前触れと考えられる。
企業に送られた調査票で質問されている項目の概要は以下の通り。
ドイツでウェブサイトを運営する企業は遵守対応に注意が必要
これらの質問項目は、そのまま監督当局が考えている取締りポイントであると考えられる。ドイツ向けに商業目的のウェブサイトを運営する企業、とくに消費者向けのウェブサイトを運営する企業は、注意が必要である。
バーデン=ヴュルテンブルク州当局の報道発表:
Open Knowledge Foundation Deutschlandに掲載された質問票の例(ラインラント=プファルツ州のもの):
https://fragdenstaat.de/anfrage/landerubergreifende-datenschutz-prufung-zu-tracking-technologien-5/
ライセンス料は月額4,800円から
豊富な無料マニュアル・ガイドがあるから自社だけで導入・運用が可能