目次
・まとめ
OneTrustのクッキー同意管理ツールには、ジオロケーションルールという設定機能があります。そのジオロケーションルールとはどういった機能なのか、その設定を行うことでどのようなことが実現できるかをご紹介します。
ジオロケーションルールとは、ウェブサイト訪問者のIPアドレス(グローバルIPアドレス)から、アクセス元の地域を判定して、ウェブサイトに表示するクッキーバナーの文言やデザイン、同意タイプ(オプトイン同意、オプトアウト同意など)を自動的に出し分ける機能です。
例えば、あるひとつのウェブサイトに、EEA(欧州経済領域)からのアクセスに対しては、GDPR+ePrivacy指令などに対応した、「オプトイン形式」のクッキーバナーを表示します。
一方、同一のウェブサイトで、米国・カリフォルニア州(あるいは米国全体)からのアクセスに対しては、CCPAに対応した、「オプトアウト形式」のクッキーバナーを表示します。
また、上記以外からのアクセス時には、クッキーバナーを非表示にしたり、日本からのアクセスのみ「オプトイン同意」または「オプトアウト同意」のクッキーバナーを表示する、という出し分けも可能となります。
OneTrustの管理コンソールの中から「ジオロケーションルール」という機能を選択します。
下記のように、GDPR+ePrivacy指令などに対応した、「オプトイン形式」のクッキーバナー(テンプレート)と、表示したいリージョンや国を指定するだけの設定になり、難しい操作はありません。
OneTrustは、アクセス元のリージョン、国、州ごとに、グローバルIPアドレスを自動的に判別し、最適なクッキーバナーを表示してくれるクッキー同意管理ツールです。
クッキーバナーは、欧州や米国など各国の法規制の違いにより、異なった表示方法が求められます。OneTrustのジオロケーションルール機能を利用することで、容易に対応することが可能です。
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